無駄知識を貴方へ

意味なし意図なし損益なし。

いちいち「腑に落ちた」と口に出すあなたへ

こんにちは、俺です。


誰かと会話するたびに
「腑に落ちました!」
みたいなこと、言ってる人っていません?
あれ、もしかしてあなたも言ってますか?


その言葉、受け取った相手が喜ぶと思ったら、それは大間違いです。相手に、「どの部分の話で、そこがどういう理由で良い話だと感じた」というような言い方をすると、非常に相手に伝わりやすいです。


そして、もし
「本当に腑に落ちたんです!正に、真っ逆さまに落ちたんです!」
と、感じたのなら、今後はその言葉を控えるのと考え方を変えた方がいいですね。


なぜって、腑に落ちたって言葉は、受け手から見たら凄く浅はかに言っているように感じますし、「腑に落ちてる人」に、どこが腑に落ちたの?と聞くと、大抵はしどろもどりになり、腑に落ちた具体的なポイントと、自身がどう変わるべきか、どうアクションすべきか答えられないひとが非常に多いです。

また、もし語り手が「これは一般常識だよな」と思っているレベルの話に対して、あなたが「いやー!腑に落ちましたよ!真っ逆さまに落ちたんです!」と話したら、語り手はあなたに対して、どういう印象を持つか、想像できますか?

たぶん、「こいつ、薄っぺらいなー・・・何か胡散臭いし、距離置いてフェードアウトしよ」って思うでしょうね。俺も、よくそれをやります。


なんていうか、共感したり感動したり怒ったり、人間だから別に色んな感情を持って良いのですが、あまり他人の言動に「腑に落ち」て、自分の価値観とか信念とか、安易に「腑に落ち思考」を上書きしないほうがいいですね。


体験と実感が伴わないと、その人の考え方と言葉に重みが無くて、とても安っぽい人間になってしまうんですね。


全世界の「腑に落ち」チルドレンが、「腑に落ち」から卒業できますように。