無駄知識を貴方へ

意味なし意図なし損益なし。

優秀な社員が退職する理由

こんにちは、俺です。

 

仕事柄、人材関連の話題に事欠かないのですが、退職率の高い会社に、ある共通点があります。

 

それは「なぜ社員が辞めてしまうのか、本当の理由に目をそらし、自分に都合の良い嘘の理由をこじつけている」ことです。

 

例えば、優秀な営業マンが退職したときは「独立するために次のステップに進んだのだ」とか、「協調性や感謝が足りず、会社の中でやっていけなかったのだ」とか、痛みを感じたくないから、都合の良い理由を自分で作り上げてしまってます。

 

また、退職する際、引き留められるのが面倒だから、辞める側は「家庭の事情」とか、どうしようもない、避けることが出来ない架空の退職理由を適当に作ります。会社側は、それを馬鹿正直に信じ、本当の退職理由を見ようとしません。

 

退職率の高い会社は、殆どがこんな感じです。

 

なぜ、こんなことが起きるのか。マトモな人であれば、こんなことは起きる筈がありません・・・が、現実は良くある話なんです。

 

会社の社長や上司の立場の人は、過去の成功体験や、昔の労働環境に沿って判断・決断をしています。昔の会社では有り得なかった「育休」「副業」とか、そういうものは「あり得ない」わけです。

 

だから、判断・決断を誤るのです。

 

記銘力が加齢と共に衰え、新しいことを学ぶことが出来ないので、彼らはずっと昔の常識に縛られているのです。

 

とても可哀想ですよね。

 

ですから、社員と会社が静かに衝突し、すれ違い、退職率がいつまでたっても改善されないのです。

 

もし、退職率を改善させたいのであれば、退職者の年齢統計を元に、雇用条件を見直しましょう。アナタが思っている以上に解決札は簡単で、単純な筈です。